カテゴリー別アーカイブ: 住宅

地鎮祭

 本日地鎮祭でした。愛知県小原村にある少し高台の敷地です。小原村は自然が豊かで昔ながらの集落のある景観がが残った素晴らしいところです。敷地を訪れると空気が澄んでいることを実感できます。豊田から少ししか離れていないのにすごく心地良いんです。標高も高いので少し寒いです。施主さんはそんな山の中の暮らしと薪ストーブにあこがれる方です。風が強くてとても寒かったです。無事工事が進みますように。

地鎮祭

 本日地鎮祭でした。私としては初体験となる仏式の地鎮祭でした。神主さんではなくお坊さんがいらっしゃいました。行われる内容は基本的には同じなのですが、玉串はありませんでした。お経(?)ではない何か(全然聞き取れませんでした)を唱えられていましたが神式のそれとはひと味違いすごく力強いものでした。その間、私も思わず力を入れて念じていました。工事が無事に進み素晴らしい家になりますように、合掌!。

オープンハウス終了

 「岐南町の家」のオープンハウスが無事終了しました。どれくらいの人に来ていただけるかとても不安でしたが、朝早くから夕方まで人がとぎれることなくたくさんの方々に見ていただきました。また遠方よりお越しいただいた方もいらっしゃいました。誠にありがとうございました。

 もう少しで工事も終了です。完成が近づき嬉しいという思いの反面、手をかけた家が自分の手を放れてしまう寂しさも少しあります。なにはともあれ、この家で楽しく生活をしていただけるのが一番です。風通しの良い気持ちのいい家になったと思います。

オープンハウス

 現在工事を進めている「岐南町の家」がもうすぐ完成します。施主さんのご好意によりオープンハウス(見学会)を行うことになりました。興味のある方はE-mail又は電話にてご連絡下さい。詳しい場所をご案内させていただきます。

大工工事

 今、岐南町で住宅の工事を進めています。大工は若いアライさんです。今日はちょっと現場で大工さんの手伝い(実は邪魔)をしてきました。ノミを使って穴彫りりを手伝わせていただきました。私の父は大工なので小学生の時からノミを使っていました。だから結構自信あったんです。でも、やっぱりダメです。餅は餅屋ですね。僕が1つ彫る間に大工さんは5つぐらい彫ってました。大工さんに「でも鈴木さんはサラブレッドだからね」といってからかわれました。アライさんは手間を惜しまず、丁寧に一生懸命やってくれます。いい家が出来そうです。

うれしかったこと

 旅行から帰って来てからというもの仕事が山積みで日記をかくのをついついサボってしまいました。今日はどうしても書きたくなるような嬉しい事がありましたので久しぶりに書きます。

 今日、「中庭のある家」に久しぶりにお邪魔しました。到着後早速外周を一回り。植栽や外観も特に問題は無く一安心でした。そして中へ。とってもスッキリと整頓されていて素晴らしいの一言です。収納の量やキッチンの使い勝手には特に気を遣って設計するものの、実際に住んでいると荷物がどんどん増えてしまうものです。収納も十分に足りているとのこと。綺麗に掃除されていてとても気持ちのいいお宅でした。キッチンも満足していただいている様子でした。お茶をいただいて(紅茶がうまかった)雑談をしていると、洗濯物は中庭のテラスに干されているそうです。これは、設計時の想定外でしたが、確かにそこでも良いですね。その他にも私が設計時に想定したものとは違ういろいろな工夫されていて、生活を楽しんでいただいているご様子でした。自分の設計した住宅で生活を楽しんでいただいているご様子でとても幸せな気分でした。設計者が使い方を固定してしまうのではなく、ふくらみのある、いろんな可能性のある空間造りをする。そういうのがいいんだなぁ。

生活の仕方やものの考え方いろんな面で勉強させていただきました。ありがとう。

ミツロウ

 先日完成したテーブルにもう一度ミツロウを塗りました。完成した時にも塗ったんだけれど、まだ膜が出来ていないのですぐにカサカサ肌になってしまうのです。本当は米ぬかの入った袋で毎日こつこつと磨くとすごく堅牢な膜が出来る(床や柱も効果的です)んだけれど、毎日こつこつとということの苦手な僕はついつい忘れてしまいます。だから気づいたときにこうして一気にミツロウを塗ります。だから最初のうちは頻繁に塗ります。全体に薄く塗ると、ほんの少し色が濃くなってしっとりとした感じになり、再び水をはじくようになります。そのうちにしっかりとした膜が出来るので塗る頻度も減らすことが出来るようになります。

でも天然のワックスですので永久に持つわけではなく、少なくとも半年に一度は塗らないといけないでしょう。家具を手入れすると生き返った様になります。それがすごく嬉しくて楽しいんです。住宅も一緒で、天然素材でできたものは手入れをしなければどんどん痛みます。でもこまめに、手入れをすればどんどんいい「アジ」が出てきますし、愛着もわきます。手間はかかるけど楽しみでもあります。出来上がった時が最も綺麗にみえる新建材ではこの楽しみは絶対に味わえません。皆さん本物の材料で本物の家を造りましょう。

テーブル造り

 今年のゴールデンウィークは飛び石の休みです。普段忙しくて後回しになっていた、懸案のダイニングテーブル造りに励むことにしました。26日から3日間かけて完成しました。これまでの我が家のテーブルは「食事をする台」としては事足りていたものの、少し味気ない量産品でした。食事の度になにか寂しさを感じていたのです。ローコスト化するため、天板は杉のフローリング用の厚板をつなぎ合わせてつくります。脚も杉の角材でオール杉の無垢のテーブルです。仕上げは僕にとっては定番となった、蜜蝋(蜂の巣から取れて体に害の無いWAX)を塗りました。テーブルは本来堅い木でつくるのですが、今回は傷が付くのは覚悟の上。それよりも手触りの柔らかさが欲しかったのです。

杉の柔らかい風合いと芳香は、普段の料理をすごく美味しく感じさせてくれます。空間も同じですよね

いずれ、これは商品化出来そうだなどとみんなに言いふらし、自画自賛も忘れませんでした。

キャッチボール

 設計の仕事って現場に行くときはすごくハードなんだけど、事務所で図面を描いている時はすっごい運動不足になるんです。ましてや高校まで野球部に所属していた私はじっとしていると人並みならぬストレスが襲ってくるのです。夜中11:00にどうしても運動したくなってボールとグローブ持って一人で壁相手にキャッチボールしていたんです。きっとかなり怪しかったと思うんですが。そこへマンションの隣の部屋に住む滝沢さんが仕事帰りに通りかかって。キャッチボールをする事になりました。今まで知らなかったんですが滝沢さんも大の野球好きらしかったんです。夜中にオッさん2人がキャッチボール。ますます怪しいですよね。でも僕は嬉しかったんです。今までずっと探していたキャッチボール相手が見つかったんです。運動不足も解消されて大満足でした。

ケヤキのテーブル

 先日足助の方にある、あるお店でケヤキの無垢板(800×1500程)を3000円で仕入れました。もちろんマトモな材料がそんな値段で分けてもらえるはずもないです。「バチ」といって板の厚さがどんどん薄くなってしまっているのです。厚いところでは8センチ程度、薄いところでは3センチ程度です。だから高級座卓には成り得ないのです。でも無垢は無垢です、本物です。これを2日間かかって、サンダー(電動ヤスリ)で磨き上げました。ケヤキは狂いが大きいので脚は固定せず、3本の丸太の上に置いています。僕にとっては立派な座卓に成りました。