ようやく涼しくなり、行楽のお出かけするのに気持のいい気候になりました。行楽といえばお弁当です。今日は弁当のお話。しかも私の高校時代の弁当のお話。行楽とは一切関係ありません。
私の母は調理師免許を持っています。それを聞けば、すごくおいしそうな弁当を作ってくれそうな感じがします。
ところが、母はめんどうなことが大嫌い。おかずのいろどりなんて関係ありません。いつもおかずは茶色。煮物が多い弁当はどうしてもこうなってしまうのは仕方ないことです。母の弁当は、もっと上を行ってました。ご飯半分、おかずの領域はすべて焼きそば。つまり、「ご飯」と「焼きそば」が1対1。 すごいでしょ。
冬の寒い日、弁当を開けると母名物の焼きそば弁当。すっかり慣れた光景ながら、ため息をつきつつ箸をのばしました。焼きそばを箸ですくったら、焼きそばが四角い塊のまま取れるのです。箸が折れそうなぐらいシナッテいました(トホホ)。私の高校時代の弁当はこんな悲しい思い出なのでした。
母の名誉のために書き添えておきます。母が真面目に料理したものはとってもおいしいです。先日も、だしをちゃんととった茶碗蒸しを上手に作ってくれました。その点ではさすが調理師免許所持者なのですが・・・。