12月24日の内覧会にはご多忙中にもかかわらず多数の方にご来場いただきありがとうございました。
工事ももう少しで終わります。監督さんや大工さんたちが縁側に座って休憩していました。深い軒の下の落ち着きのある場所。なんだか懐かしい光景です。
求めいていたシーンが展開されていたので思わず撮ってしまいました。近所の人たちが気軽に立ち寄ってお茶をする。そんな風習の残った環境のいい場所だからできることなのですが、こういう場所って本当に気持ちいいんですよね。
小学校4年生の姪の宿題を見ていました。
筆算(ひっさん)を使わずに解く問題。
8000÷400
これは姪もすぐに答えを書いていました。20です。
4900÷140
この問題は、頭を悩ませていました。
私も2問目は暗算では答えを出せません。
4900÷140=490÷14=70÷2
こうすれば35という答えが見えてきます。
最初の問題は暗算で解けてしまいますが、きっと頭の中で
8000÷400=80÷4=20
というような考え方をしているのだと思われます。
どちらの問題もひとつひとつの計算は簡単です。
肝心なのは手を動かして、一つずつ積み重ねていけるかどうかではないでしょうか。
もちろんこの問題を見て直感で解ける能力のある方もいらっしゃると思います。
でも、私にはできません。できるのは簡単なことだけです。
問題が複雑になればなるほど、この積み重ねは大切なのではないでしょうか。
これを見ていて、設計も同じようなものだと思いました。
条件を整理して、一つずつ簡単な事(誰が見ても納得できること)を積み重ねていきます。根拠のない飛躍のある考えは極力少なくします。
そうすることで複雑な条件を満たす設計ができるんだと思うのです。
私にとって大切なのはとにかくコツコツと手を動かすことです。
5月12日に書いた「ラパン」について多くの方からメールをいただきました。
ウサギを食べたから「1羽、2羽・・・」と数えたのではないとのこと。昔、仏教では基本的に肉を食べることが禁じられていました。でも食べたい。そこで、この数え方で鳥だということにして、後ろめたさを少なくしてウサギを食べていたのだそうです。
いやぁ、勉強不足でした。お恥ずかしい限りです。クリームシチュウの上田さんどころか、結構常識に近いお話だったようです。
でも、これで一つ知識が増えました。メールをいただいたみなさまどうもありがとうございました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。合掌。