久々の書き込みです。
政権交代によって様々な変化が起ころうとしています。
各種報道がありますが、気になることがあります。
八ツ場(”やんば”と読むらしい)ダム計画中止の件です。
ここでで政治について批評を書きたいのではありません。
中止に反対する住人が大きく報道されていたことです。
テレビの映像を見る限り、
きっと山あいののどかな地域だったのでしょう。
きっと村の伝統的な行事もたくさんあったでしょう。
きっと地域独自の文化もあったでしょう。
不便な場所であったとしても、人々の故郷への思いはあったでしょうに。
それらのすべてが「ダム計画」 という深い衝撃によってすでに忘れられ、世代交代が進んでしまったからなのでしょうか?
私は最近の報道で知っただけなので、歴史的な流れや詳細はわかりません。
自分の故郷がダムに沈むという計画が中止になるということは皆が拒絶することなのでしょうか。
いろいろな事情があるのだろうけれど・・・。
それとも報道の内容が偏っているからなのでしょうか?
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『日本の集落』(1984発行)という集落の写真集を出されている写真家の 畑 亮さんとお話させて頂いた時の事を思い出しました。
その本が出版されてから25年経った現在、当時撮影したのと同じ地点から各集落を再度撮影しているのだとか。そうすると建物の姿が変わっていてがっかりすることもしばしばなのだそうです。
それどころか集落そのものが消滅していて、気づかずに通り過ぎてしまうこともあるのだそうです。
25年前の活気ある集落と対照的な現在の写真を見せていただいた時は本当に悲しく、日本の危機的な現実を実感しました。
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八ツ場地区の集落がこれからどのようになっていくのか。
いつか自分の肌で確かめてみたいという思いを持ちました。