月別アーカイブ: 2005年3月

みそ

 我が家では1年ぐらい前から母の手作り味噌を使っています。まさに手前味噌なんですが、これが旨いんです。我が家ではそれ以前から、味噌にこだわりがあって、スーパーに並んでいるいろんな味噌を買ってきては試していたんです。その当時出した結論はやはり「高級な(=高価)味噌ほど旨い」。ある意味当たり前の結論でした。

でも、母の味噌はスーパーのどの味噌よりも旨いんです。原料の大豆は母が育てた物です。コウジはお米やさんで買ってきた物です。母はそれまでに味噌をいつも作っていたわけではなく、何気なく作り始めたんです。それなのに味噌ばかり作っているメーカー物のどれよりもおいしいというのはどういうことなんでしょうか?価格の安い味噌ならば添加物が味を悪くしていることも考えられます。高価な味噌は材料にもこだわっているはずだし、どういうことなんだだろうか?いまだに結論が出ないんです。昔から食べているわけではないのでお袋の味というわけでもないのに・・・。

どなたか意見を下さい。ちなみに上記はすべて赤味噌です。

新しいモノと古いモノ

 古い物にはいいモノがたくさんあります。漆器や和紙・・・、古民家や町屋もそうです。昔から使われてきてものはかなりの物がそれに当てはまると思うんです。(最近は経済原理ばかりが優先されて、作るのに手間がかかるとか手入れが大変とかいう理由で風前の灯火になっている物もあります。それを見直すスローライフという動きもありますが。)それらは、時代によって選択や改良されてきた物が多いのではないでしょうか。

 今日、いろんな物や材料が数多く開発・製造されています。それらの物の多くがいいモノであるかというと残念ながらそうではないと思います。もちろん中にはいいモノが有ることも事実です。これら多くの新しい物の中からいいモノを見極めるのは本当に「見る目」が要ると思うんです。古い物は歴史を生き残って歴史によって創意工夫されてきているので安心して使えます。新しい物には注意が必要です。でも古いモノばかり見ていて新しいモノを作り出せないのは寂しいことです。自分が歴史の線上にいることを意識して、次につながる仕事をしていきたいです。

階段

 これまた少し前の話です。一昨年夏にフランスを旅したときのことです。ル・コルビジェの代表作であるロンシャンの教会の近くのホテルに泊まりました。2階の部屋だったのですが、階段を上り下りするたびにカクッとなる段があるんです。確認してみると1段だけ階段の蹴上げ寸法が違うんです(確か1センチくらいのことだったと思います)。たかが1センチ。でも日本では許されないと思うんですが・・・。フランスではあれが許されるのだろうか?その後改修されたのだろうか?あのホテルを利用された方是非教えてください。ロンシャンの丘の麓にある白と緑ののホテルです(名前を思い出せません)。