現場での打合わせです。
現場には図面では表現しきれない微妙なところがたくさんあります。
外はもう暗くなって遅い時間でしたが、
大工のトリちゃんが切れ端を使って実物大模型を造って納まりを検討してくれました。
このトリちゃん、かなりの頑固者で妥協を許しません。
必ず私の想像以上の仕事をするんです。
本当に頭が下がる思いです。
12/16の記事にある写真について少しだけ真面目に説明します。
・お母さんの座ってる椅子が妙にペタっとしてますよね。
鋭い方はもうお気づきかと思いますが、
使わないときは机の中に収納できてしまうのです。
・お母さんの右側が少し空いてますよね。
ここにはプリンターとか用紙・周辺機器を収納しています。
プリンターを使うときは机の天板を跳ね上げて使うようになっています。
(説明しにくいので次回伺った時には写真撮ってきます)
私の仕事場もそうなのですがパソコンの周辺ってあまりスッキリしないですよね。
それを隠そうとして、人目につかないところにパソコン持っていくと、
パソコンを使うときは一人ぼっちになってしまいます。
隔離された空間にこもって孤独にならなくても、
プリンタや周辺機器にいつもつなぎっ放しでスッキリ・便利に使えるのです。
ついでにもうひとつ
・お父さんの座ってる椅子に注目してください。
座面の下は収納になっています。
座面の細かく分割した箱になっていて、キャスター(タイヤ)もついています。
子供たちの玩具はこの箱をコロコロと転がして片付けます。
こうしておけば簡単にスッキリ片付けられます。
少し前に完成したお宅に伺った時の様子です。
お父さん・・・競馬新聞に夢中
お母さん・・・インターネットに夢中
子ども達・・・テレビに夢中
一つの部屋で家族みんながお互いの気配を感じながら、
各々がやりたいことに熱中する。
一つのテーブルを囲んで語り合う典型的な家族の団らんももちろん素敵です。
この光景も家族同士の柔らかいつながりを感じて、なかなか良いものでした。
それぞれが個室にこもって好きなことをするより、
お互いが好きなことをしているんだけど、
いつも家族の存在を感じているのって良いですよね。
一つの空間にいろんな居場所を設定した仕掛けが機能している場面でした。
この後、お父さんは子供たちに謝りつつ
チャンネルを競馬中継に変えていました。
もう9月なので少し前の写真です。
実家の庭に梅干しが干されていました。
しわしわで酸っぱそうな顔が並んでいました。
私はこいつらの酸っぱさに耐えられないので、
ほとんど食べません。
こんなにたくさんの梅干しを誰が食べるのだろうか?