野球の間(ま)

 プロ野球もいよいよ交流戦が始まりました。

 私は子供の頃からずっと野球をやっています。最近は時間がとれなくてなかなか出来ないのですが。野球をやっていたことが今の自分の設計に少なからず影響を及ぼしている様な気がしてならないのです。どの様に影響を与えているのかと聞かれればハッキリとは答えられないのですが。

 最近少し思っていることがあります。古田選手(監督)もいっていましたが、野球には「間(ま)」があるのです。ひとつひとつのプレーが連続ではなく「間(ま)」があるのです。その「間(ま)」がつまらないと言う意見もあるようですが、野球をやっていた人ならばそんな事は思わないはずです。その間にいろんな事を考えるのです。例えば、キャッチャーは次に何を投げるのかを考えます。バッターはその配球を懸命に読みます。また、ピッチャーは投げるまでの時間を長くしたり短くしたりしてバッターのタイミングをずらすこともあります。この「間(ま)」をうまく使えるかが非常に重要なのです。

 空間にも「間」と言う字が入ります。時間の「間(ま)」と空間の「間(ま)」。違う概念のようですが同じような要素があるんです。間が無いときゅうくつですし、多すぎれば間ノビします。「間(ま)」の取り方が重要なんです。

これらの「間」を考える時に野球で養った感覚で考えている、なんとなくそんな気がするんです。