カテゴリー別アーカイブ: 日記・エッセイ・コラム

包丁を研ぐ

ずいぶん前にテレビでみた家相研究家の発言に苦笑しました。

「包丁を研ぐと家族が幸せになる」 と。

包丁を研ぐことは悪いことではないと思うのですが・・・。

我が家の包丁は比較的よく切れると思います(たぶん)。

自分が料理をしていて切れない包丁はストレスがたまります。

だからマメに包丁を研ぎます。(マメには方言でしょうか)

切れる包丁は気持ち良いものです。

だから家族は幸せだと思います(笑)。

ご依頼いただければみなさんのお宅の研ぎますよ。

そんなことで幸せになるのなら。

青い月

秋の深まりとともに空気も冷たくなり、とても澄んでいます。

昨日の月はとっても綺麗でした。

夜中に仕事を終え事務所を出ると

月は高い位置に移動し、その光は青くきれいで空は深い藍色だと感じました。

私が昔白色の蛍光灯の下で夜を過ごしていたころは月が青いと感じたことはありませんでした。

事務所の暖色系でその照明が月の色を引き立たせたのだと思います。

昔の人はろうそくの暖色系の光で過ごしていたのでその青さがより強調されたんだろうな。

再開

コンピュータが壊れたのを機に、忙しかったのもあり更新を休んでいました。

でもあんまり更新しないと、心配される方もいらっしゃいますので再開します。

といっても、人間急に変われないと思いますので

更新ペースは極めてゆっくりだと思います。

心を入れかえて。

ザリガニ

時の経つのは本当に早いものです。

珍しいものを見つけました。

真っ赤なアメリカザリガニです。(私は子供の時、赤くて大きいのをこう呼んでいました)

子供の時にザリガニ釣りをして以来の対面だと思います。

懐かしくて、カメラを向けてみました。

そしたら、先方は威嚇のポーズ!

Img_zarigani_2

私もついムキになってカメラをさらに近づけます。

彼は、グググっと反りを増しました。

Img_zarigani2_2

勝負あり。(私も動揺してピントが)

お弁当

ようやく涼しくなり、行楽のお出かけするのに気持のいい気候になりました。行楽といえばお弁当です。今日は弁当のお話。しかも私の高校時代の弁当のお話。行楽とは一切関係ありません。

私の母は調理師免許を持っています。それを聞けば、すごくおいしそうな弁当を作ってくれそうな感じがします。

ところが、母はめんどうなことが大嫌い。おかずのいろどりなんて関係ありません。いつもおかずは茶色。煮物が多い弁当はどうしてもこうなってしまうのは仕方ないことです。母の弁当は、もっと上を行ってました。ご飯半分、おかずの領域はすべて焼きそば。つまり、「ご飯」と「焼きそば」が1対1。 すごいでしょ。

冬の寒い日、弁当を開けると母名物の焼きそば弁当。すっかり慣れた光景ながら、ため息をつきつつ箸をのばしました。焼きそばを箸ですくったら、焼きそばが四角い塊のまま取れるのです。箸が折れそうなぐらいシナッテいました(トホホ)。私の高校時代の弁当はこんな悲しい思い出なのでした。

母の名誉のために書き添えておきます。母が真面目に料理したものはとってもおいしいです。先日も、だしをちゃんととった茶碗蒸しを上手に作ってくれました。その点ではさすが調理師免許所持者なのですが・・・。

中秋の名月

今日は十五夜(じゅうごや)。中秋の名月を眺めました。うつくしい月でした。夏の月に比べると、輝きと透明感があってきらきらしています。少しの違いだと思うのですが、その微妙な違いをうつくしいと感じて鑑賞する習慣は日本人ならではの繊細さだと思います。

 ところで月といえば、以前に見た『阿弥陀堂だより』(小泉堯史監督)という映画に出てくる十五夜のシーンが忘れられません。阿弥陀堂にススキが1本だけ生けてあって阿弥陀堂の中から見た月とススキの映像です。 緊張感のあるシーンで、これが日本の美しさだなと思いました。

それとあの映画に出てくる阿弥陀堂は映画のために造ったのだそうですが、風景に溶け込んでいて昔からそこにあるようでした。あんな自然な雰囲気のある建物はいいですよね。

たなばた

今日は、たなばた。

しかも、西暦で省略表現すれば07.07.07。今宵はまさに 「七夕」。

それがどうしたと言われそうですが・・・。

でも、同じ数字が並んでしかも七夕。なんとなくうれしい気持ちになりません?

今日は星も見えそうにないし、特にイベントもないのですが・・・。

最近天の川見てないですね。晴れていても街中では見えないですよね。

空気も汚れてるし、明かりも多いので、仕方ないのですが・・・。

今日こそみんな一斉に照明を消せば、見えるかもしれないのに。

若い頃は、天の川を見にわざわざ山奥まで行ったなぁ。

今では仕事に追われ、なかなか行く気も起こらない。

忙しい時にこそ、そんな心のゆとりと行動力を持ちたいものですね。

8000÷400

小学校4年生の姪の宿題を見ていました。

筆算(ひっさん)を使わずに解く問題。

8000÷400

これは姪もすぐに答えを書いていました。20です。

4900÷140

この問題は、頭を悩ませていました。

私も2問目は暗算では答えを出せません。

4900÷140=490÷14=70÷2

こうすれば35という答えが見えてきます。

最初の問題は暗算で解けてしまいますが、きっと頭の中で

8000÷400=80÷4=20

というような考え方をしているのだと思われます。

どちらの問題もひとつひとつの計算は簡単です。

肝心なのは手を動かして、一つずつ積み重ねていけるかどうかではないでしょうか。

もちろんこの問題を見て直感で解ける能力のある方もいらっしゃると思います。

でも、私にはできません。できるのは簡単なことだけです。

問題が複雑になればなるほど、この積み重ねは大切なのではないでしょうか。

これを見ていて、設計も同じようなものだと思いました。

条件を整理して、一つずつ簡単な事(誰が見ても納得できること)を積み重ねていきます。根拠のない飛躍のある考えは極力少なくします。

そうすることで複雑な条件を満たす設計ができるんだと思うのです。

私にとって大切なのはとにかくコツコツと手を動かすことです。

「おかげさん」

 わが家には、相田みつをさんの「こころの暦 にんげんだもの」という日めくり形式の作品集があります。1日から31日までひとつずつ言葉が書いてあって、1ヶ月間毎日違う言葉があるというものです。示唆に富む有り難い言葉ばかりで私のお気に入りなのですが、1ヶ月間毎日続けるのが難しいのです。いつも10日くらいは忘れずにめくれるのですが、いつの間にか忘れてしまうんです。月が替わると、さすがに気づいてまた1から始めます。だから月末の言葉は、あまり拝んだことがないんです。今日大掃除をしたので、31日にしてみました。31日は「おかげさん」です。ハッとして、今これを書いています。

 今年一年いろんな事がありました。新しい方との出合いもありました。胃の痛くなるような事もありましたが、いろんな方に支えていただいたおかげでとても充実した日々が過ごせました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。まさに、今年一年を締めくくるのにふさわしい言葉です、「おかげさん」。